白石晃士監督、自作を語るvol.17  短編映画総まとめインタビュー!!

↑白石晃士監督が携わった短編映画が収録されているDVDたち

 

↑全部面白いから是非見て!

白石晃士完監督にインタビュー!!

↑再生を押してお聞き下さい。始め8分ほど「テネット」の話をしています。核心に触れた話ではないですが、まだ未鑑賞の方、お気になさる方は飛ばして下さい。

また、今回の収録はスカイプでのインタビューになります。少しお聞き苦しい箇所がございます。ご了承下さいませ。

 

今回ご紹介する白石晃士監督の短編映画たち!!

●「日本のこわい夜」の中で「大生首」2004年

白石晃士監督以外に中村義洋監督, 鶴田法男監督, 清水崇監督, 落合正幸監督と超豪華なホラー作家によるオムニバス集。そしてそのどれもが個性的で超面白い。びっくり仰天のオチが待ち受ける白石監督の「大生首」は是非白石監督のファン全員に見てほしい!

 

●「心霊写真奇譚」の中で「思い出のポラロイド」「届けられたモノ」2006年

「心霊写真」をテーマに白石監督、山本清史監督、寺内康太郎監督によるホラーオムニバス映画。白石監督の2作品は脚本、演出共にジワジワ来る怖さがあり秀逸。寺内監督の「望遠男」は宇野祥平さんがストーカー男を熱演しておりこちらもおススメ。

 

●「裏ホラー」の中で「呪いの祠」「念写」「スプーン曲げ」「ストーカー」「幽体離脱」「飛び降りる女」「謎の肉玉」「トシオさん」「紙人形」「追跡!呪いの祠」2008年

ホラーファンなら皆大好き「裏ホラー」。世に出てはいけない禁断の映像が見れる。ひとつひとつが超こだわって制作されており「え?これもしかして本当?」と疑心暗鬼にさせてくれる。おススメは「念写」「飛び降りる女」「謎の肉玉」。白石監督以外の作品も超怖くて面白い。ホラー好きを名乗るなら必見。

 

 

●「The showing」2013年

企業案件で白石監督が監督したホラー短編。面接に行く若い女性が五月雨式に恐ろしいモノを目撃する。短い中に白石監督と超一流スタッフのこだわりが詰まっており白石監督ファンは必見の作品。

 

 

●「鬼談百景」の中で「密閉」2016年

竹内結子さん主演「残穢」から派生したオムニバスホラー映画集。こちらも中村義洋監督、大畑創監督、 安里麻里監督、岩澤宏樹監督、内藤瑛亮監督など超豪華。白石監督の「密閉」は女の子一人が住むワンルームでとてもトリッキーな怪異現象が起きまくるホラー。白石組常連俳優の細川佳央さんがサイテーな男を好演していてそちらも見どころ。

 

 

 

白石晃士監督の好きな映画ヒロイントップ3!!

『ドラゴン・タトゥーの女』
近年で映画を見終えたとき「惚れた!」と最も感じたヒロイン、リスベットが本当に素晴らしく美しいです。これだけは役者ルーニー・マーラというより完全にこの架空のキャラに惚れました。ノックアウトされました。
『ハードキャンディ』
エレン・ペエジ演じる少女の必殺仕置人のような話なんですが、強固な意思を持ち、狙いを成し遂げるという一本スジが通っている姿にヤラれます。実は『グロテスク』の参考にした映画です。
『女番長 玉突き遊び』
「女番長」は「スケバン」と読みます。叶優子さん演じる主人公が、演技は拙いのですが「芝居も、キャラとしての目的にも純粋に一直線」なエネルギーが迸っていて、美しくて、CSの初見時には泣いてしまいました。