ラインプロデューサー イ・ユンソクさん 「蝶の眠り」

↑自身が手掛けられた思い出深い映画「蝶の眠り」のDVDを持つラインプロデューサーのイ・ユンソクさん

 

ラインプロデューサーのイ・ユンソクさんにインタビュー!!

↑再生を押してお聞き下さい。1時間36分あります。

●ユンソクさんとの懐かしい思い出話

●撮影現場で体験した一番怖かった思い出

日本に映画の勉強に来て、そこからどのように映画の仕事に就いたのか?

●韓国と日本の映画業界の違いなど

●中山美穂さん主演「蝶の眠り」監督のチョン・ジェウンさんとの出会いから撮影までの大変な道のり

●「蝶の眠り」のロケ地選びの貴重すぎる裏話など

●ユンソクさんと稲穂の好きな韓国映画を語るコーナーなど

で構成されております。

 

ユンソクさんとの思い出

ユンソクさんとの出会いは7年ほど前に撮影した映画がきっかけです。

その映画の現場はなかなか過酷で僕は精神的にも体力的にも参ってました。

そんな時、ユンソクさんが応援で撮影に急遽参加してくれました。

癒し系で優しいユンソクさんに僕はもうゾッコンになり、かなり心の支えになってくれました

映画の撮影は終始過酷なので、誰か一人でも自分の理解者というか、心の支えになってくれる人がいると毎日のやる気が全然変わってきます。

撮影の終盤でロケ終わりにそのまま千葉の九十九里の海まで撮影のために前乗りせねばならず、ユンソクさんが僕の代わりにハイエースを運転してくれた時は泣きそうなくらい嬉しかったですね。

ユンソクさんは松田聖子さんの曲が大好きでして、僕もその時松田聖子さんにドハマりしていて、車の中で運転しながら僕のiPODを爆音で流しながら夜の高速を走ったのをよく覚えています。

今やユンソクさんも中国の大作映画の担当を務める役職にまで出世されていますが、今だに僕と会ってくれて嬉しい限りです。

今回は稲穂ラジオに来てくれて本当に嬉しかったです。

ユンソクさん、ありがとうございます!

 

「蝶の眠り」について

 

 

監督・脚本 チョン・ジェウン  出演・中山美穂キム・ジェウク石橋杏奈,勝村政信菅田俊眞島秀和澁谷麻美永瀬正敏

プロデューサー・山上徹二郎 ,イ・ウンギョン, 山口幸彦

アルツハイマーにかかり記憶が薄れていく女流作家と、日本に留学に来ている韓国人青年との淡いラブストーリー映画。

今泉力哉監督「愛がなんだ」の撮影・岩永洋さんの華麗な撮影も素晴らしく、また、窓の多く光のキレイな一軒家や奥行きのある森、レンガ造りの大学などロケ地にも相当こだわって撮影された今作。イ・ユンソクさんの仕事ぶりに脱帽です。

特にあの中山美穂さん演じる作家の家はこの映画で初めてロケセットとして使用されていますが、あの家意外では考えられないほど素敵な一軒家です。この物件を探し出したユンソクさん、すごい。

いかにロケ地選びが大変だったかはインタビューをお聞きください!

イ・ユンソクさんの好きな韓国映画5本!!

●「殺人の追憶」 いわずと知れたポン・ジュノ監督の大傑作スリラー映画。最近モデルとなった連続殺人事件の本当の犯人が見つかり大騒ぎとなった。この映画で韓国映画を好きになった人も多いはず。撮影の仕方がかっこよすぎる。

 

●「子猫をお願い」ペ・ドゥナ主演、「蝶の眠り」監督のチョン・ジェウン監督のデビュー作。高校生から社会人になり韓国社会の荒波にもまれる5人の女性の友情を描いた傑作青春映画。「サニー」がお好きな方はこれもハマるでしょう。

 

●「素晴らしい一日」男女二人のロードムービー。日本でも公開されてDVDもあるみたいなので借りて見ます!

 

●「未成年」日本未公開作品。「チェイサー」などで大人気の俳優キム・ユンソクが初監督した映画です。不倫をテーマに家族崩壊を描く作品みたいですね。

 

●「メリークリスマス ミスター・モ」日本未公開作品。これは情報が少なく詳細不明です。白黒映画でおオシャレな映画っぽいですね。